オペラ座の怪人

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オペラ座の怪人 通常版
ミュージカルで有名な「オペラ座の怪人」の映画版。
パり・オペラ座で起こる怪人「ファントム」による怪事件。

ミュージカルは見てないけど、ガストン・ルルーが書いた原作(小説)のあらすじは知っている。
ルルーと言えば、「アルセーヌ・ルパン」を書いた人。この原作もミステリー的要素が強いのだけれど。
でも、この映画は違う。
単に歌姫クリスティーヌをファントムとクリスティーヌの幼なじみのラウル伯爵が取り合うだけの映画になっている。
原作には謎のペルシャ人が鍵を握るんだけど、そんな人映画には出てこないし。切符切りのおばさんは、逆に随分重要な役になっているし。
原作では、眼が骸骨のように落ち込み鼻はなく顔に穴があいているだけというファントムの顔も半分は美男子だし仮面の下の半分もちょっとやけどになったくらいの顔。あれじゃ、見せ物小屋には出られないと思うけど。でも、そんなことはたいした問題じゃない。
問題は、セリフを歌でやっていること。
同じことを何度も何度も繰り返されて、とってもテンポが悪い。
ミュージカルって、歌う部分は状況の変化が歌で説明して、却ってテンポ良くものごとが運ぶものと思ったけど、この映画はそうじゃない。
それとも、これはミュージカルじゃなくて、オペラか?だったら私にはついていけないはずだ。
ミュージカル見てから見る人はどう思うかわからないけど、小説見て映画を見ようと思った人は見ない方が良いでしょう。

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このページは、machが2006年4月12日 22:28に書いたブログ記事です。

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